ホームページは世界中につながる情報の発信源である。
逆を言えば、24時間、地球上のどこからかあなたが作るページにアクセスされる可能性を持つ、ということだ。
しかし、現実的に自宅にあるコンピュータが24時間インターネットにつながっていることはほとんどなく、多くの場合、業者が運営するサーバーを借りての発信となる。
ここで必要となるのは、作成されたファイルをそのサーバー上へ転送するという作業だ。
これを「FTP」という。
FTPソフトは様々あり、ブラウザにも添付されている。
しかし、ここではオンラインソフトの「NextFTP」を紹介しよう。
詳しいこと設定は同ソフトのヘルプ、およびホームページに委ねるとして、ここではそれぞれの概念を述べておこう。
- ホスト名…接続の際にユーザが判別するための情報。
逆を言えば何を入れてもかまわないが、いい加減な命名は後に自分の首を絞めるだけである。
- ホストアドレス…インターネット上におけるサーバーの「住所」。
- ホスト開始フォルダ…接続したサーバー上での住所。
サーバー内のフォルダを指定する、と考えればわかりやすい。
- ローカル開始フォルダ…逆に、自分のパソコン上にあるデータの位置。
指定したホスト側とローカル側のフォルダがそれぞれ対応する。
- ユーザーID/パスワード…プロバイダ側が契約したユーザであるかを判別するためのもの。
- 転送モード…テキスト(アスキー)とバイナリーがある。
前者はHTMLなど、メモ帳で開ければそのまま人間の理解の範囲内にあるもの。
後者は画像など、メモ帳で開けた場合何がなんだかわからない、コンピュータしか全貌が把握できないもの。
この判定を間違えた場合、サーバーへ転送する=インターネット上で公開しても、正確に表現できない場合がある。
これらの基本機能はいずれのソフトにも付いていることだろう。
が、このソフトの長所は、
- サーバー上のファイルもエクスプローラー感覚でファイルを削除/改名、フォルダの新規作成などの操作できる
- 更新ファイルされたファイルを自動判別し、必要最小限のアップロードで時間短縮が可能
- ファイルの属性変更(パーミッション設定)が容易である。
といった点である。
ファイルの属性変更とは、CGIをサーバ上で動かすために必要なもので、書き手/読み手によるファイルの読み書きや実行権を与えるかどうかを決めることである。
プログラムであるCGIは、実行権を与えることで初めてプログラムとして動くことができるのである。
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